お待たせしました!Triune Godsセカンドアルバム”≠Three cornered world”発売決定です!
2011年の1st 「Seven Days Six Nights」以降も、志人、bleubird、Scott Da Rosという3人の表現者達は決してその歩みを止めることは無かった。そして2014年、再び世界中の音楽愛好家達はTRIUNE GODSという新たな可能性の扉が開かれようとしていることを知る。
再生ボタンを押すと、まるで空気にさざ波が立ったかのようなドラム、 ベースが際立つScottの重厚なビートと重々しく口を開くかのようなbleubirdのラップ。そして一瞬の静寂後に曲の展開が変わり音に軽やかさが加わった時、リスナーの想像力を超える詩で鮮やかに舞いだす志人。二人の音楽家としての才能が全く異なったアプローチを見せる M1- “ No Gods / 皆神 ”でアルバムは始まる。
M2- “ Stacks on Stacks on Stacks on Stacks ”では叙情感を駆り立てるメロディアスな音に対し、先 ほどとはうって変わってbleubird、志人ともに同じフローを駆使していく。
表現者としてだけでなく人としても絆を築きあげた2人の英語と日本語の詩がビート上に丁寧に敷き詰められていき、まるでパズルの様に楽曲の形が浮かび上がる。
bleubird 志人、それぞれの視点から”過ぎていく時”を描写し、そのリリカルな表現力に思わず涙を誘う楽曲。
スムースなイントロと複雑に重なったボーカル音、さらにうねるベースがSF的な雰囲気を持つ M3-”The flight of the fearless”はTriune Godsの前作から引き継がれる自然と人との共生をテーマにより具体的に深く掘り下げた楽曲。カナダの生粋のオールドスクーラー且つロンドン・オンタリオのHeadzのカリスマ的存在であるThesis SahibことJames Kirkpatrickがコーラスで参加。
そしてM4-“ Jitensha Punk ”!録音の為、モントリオールに滞在していた志人に突然訪れた自転車パンクという悲劇!怒りに沸騰する志人とそれに促されるかのように狂っていくbleubird! 壊れかけたような力の抜けたジャジーなビートにあわ せ、日々の鬱屈をぶちまけるかのように血管を浮き出してラップ、シャウトするボーカル!首振り必至!問答無用、最狂の問題作が完成!
“ Jitensha Punk ”のマッドな饗宴を経て本作は中盤にさしかかる。M5- “ Kaonashi ”ではのっけから志人しか披露できないだろう深い穴の底から這い出てきたかのような読経の様な世界観がリス ナーの耳をがっちり捕らえる。続くbleubirdもアンダーグラウンド節全開の地を這うかのようなフロー!楽曲内で徐々に切れ味が増していく二人の連携を笛の音が印象的で不気味なオーラに満ちたScottのビートがサポートする。こちらもコーラスでThesis Sahibが参加。
志人のソロアルバム–発酵人間の「道」で共演したMichael Feuerstackの演奏するベースとScottの強烈なドラムパターンが生み出す疾走感あふれるサウンドをbleubirdと志人の声が切り裂いていくカオティックなM6- “ Causing Terror ”。2人の持つ音楽家としての最大限の個性、 “音として際立つラップ”を猛烈にビートに叩きつけていく!その息も付かせぬ展開にリスナーは放心状態確実!一体二人ともどこで息継ぎをしているのだろうと思わせる尋常ではない高速ラップも聴き所である。後に迎える終盤のサビでは一緒に拳を振り上げて歌ってしまうだろう!「仲間は宝だから!」
M7- “ 生首 ”は志人のソロ曲。祭囃子のように楽しげな雰囲気にはっとする ようなホーンが鳴り響く。ある1人のどうしようもない男の話。その結末やいかに、、、?。ユーモアを含みながらも人の因果を含んだラストに背筋が凍る。もはや並ぶ者がいないであろう志人の得意とする物語を音楽的に聴かせる才能が爆発した楽曲。
M8- “ Good Time Charley ”bleubirdのソロ。こちらも1人の男をテーマに志人のソロとは全く雰囲気の変わる不穏でギラギラとした電子音の渦の中で一句一句を踏みつけるようにラッ プしながらbleubirdは徐々にテンションを上げていく。ドスの聴いた声がより逃げ場の無いDEAD ZONEを作り上げていく。
そしてアルバムの中で最もシリアスな雰囲気を持つM9- “ 鉛筆殺戮 ”。圧倒的な情景描写力で社会を取り巻く現状、そして未来を憂う言葉を次々に吐き出していく志人とbleubird。ペンの重みを十分に知る2人は自らの覚悟と表現の自由を主張する。Scottの冷徹で固いビートにも要注目。“我々に表現の自由がある限り鋭利なナイフで傷付けられても平気さ正義は潔白“
M10- “ Kanoesaru X La Lechuza ”では昔々確実にそこに在った、忘れられた文化・風習をテーマにそれぞれの母国に伝わっていた伝説を唄う。ここでは志人とbleubirdは神秘を愛する研究者肌な側面を覗かせる。リラックスした音と普段の生活では耳慣れない言葉が生み出す楽曲。リスナーは深遠なる未知の世界に思いを馳せることになるだろう。
ラストはTriune Gods流のポップネスに満ちたM11- “ 3 3 3 ”。スクラッチやいくつもの独特なサウンドエフェクトが響き渡り、それらが徐々に秩序を持ち形作られていく。
bleubirdのラップと同時に正確なリズムを刻み始めるサウンド。まるで宇宙の成り立ちを表現するかのような曲の展開の中、まさに志人が語りかけるように唄うのだ「宇宙にひとときの光を!」2人のグルーヴ感溢れるラップと詩、そして総勢11人のコーラスと共に本作は感動の結末を迎える。
bleubirdと志人のコンビネーションにはさらに磨きがかかり、英語と日本語という詩世界が繊細に、そして大胆に絡み合う。
収録楽曲全てが独自の色を放っているのはScott Da Rosのビートメイク/プロデュースの賜物だろう。全ての楽曲からかいま見えるのは彼ら3人の表現者としての絶対的な力だ。
彼らは「三位一体の神」となりこのアルバム「≠Three Cornered World」という宇宙を作りあげたのだ。
どうかこのアルバムを既成概念に囚われず聴いて欲しい。
彼らTriune Godsの込めた思いは洋楽、邦楽やジャンル分けなどと言った狭苦しい世界では味わえない素晴らしい魅力に満ちている。
アートワークは世界中から注目されている画家 HIRO KURATAが今作の為に全て書き下ろした作品達である。
彼のアートはまさにTriune Godsの持つ独特の音楽性を具現化している。
圧倒的な芸術性は言葉を失う程ずば抜けている。同時代にHIRO KURATAという画家の作品と出逢えた事、 TriuneGodsの三人が奇跡的に巡り合わせた縁を誇りに思うと同時に、なんて素晴らしい時代に生まれて来たのだとさえ思う。
日本、アメリカ、カナダでそれぞれ3人が自らにしか出来ない表現を磨き続けた3年間を経て、再びTriune Godsの幕が上がる。他に類を見ない極めて刺激的なサウンドと英語と日本語が紡ぐ詩世界。
四角四面の決まりきった常識を削りとるTRIUNE GODSの世界「≠Three Cornered World」へ さあ いざ行かん!