Comic

Seven Days Six Nights
Written by Jean-Michel Berthiaume
Created by Jean-Michel Berthiaume and Scott Da Ros
Illustrated by James Kirkpatrick, Migwel, Masaki Toda, Satoshi Ikeda

Issue #001 | Issue #002 | Issue #003 | Issue #004

FOREWARD

天国へ

そう、Scott Da Rosが始めにJacquesとMasaとのコラボレーションについて話してくれた時、僕は明らかに上の空だった(よくあるんだ)。

その訳は、おそらく彼の言葉が僕の意識下のどこかにとどまって膿み始めたからなんだ。(、、、腐る?何だ?どこから?)

いくつかの不思議な事が起こってコンセプトが僕の心の裏口で走り始めて心地よくなって来た、まるでベストなアイデアを一番に使えないような、なにかとても魅力的だけど余計なアイデア(後で探らなきゃいけない)。とにかく、コミックのテキストとイメージをまとめる事にもがいてた。

どういうわけか言葉とイメージがぶつかり合った時に多数の解釈が生まれる、これはいつも僕が言ってきた事で、コミックは何か意味を加えられたものによって作られた技法ではなくひとつの幾何級数的な解釈なんだ。

(志人がCOREをプレイしている、これが後により意味をなす)

帰ったその夜には何も起こらなかった。

何も起こらなかったその日から2日後、Scottに電話して(メールか、テキストメッセージかもしくはヘルメスによってもたされた心的印象を送ったんだ、この時点で終わりと結果が見えてきた)、この本について話したんだ。

このコミックはBleubirdと志人にインスパイアされて、Scott Da Rosに指揮されたテキストとイメージからの映像になるだろう。なぜなら、そう、ラップは僕にとっていつも音楽のコミックみたいなものだった。言葉のスタイリスト(ライター、Bleubirdは自身をこう呼ぶだろう)がビートメーカー(イラストレーター)とただの共同作業にとどまらないモノを生み出す為に努力している。それは2つのアートが1つに組合わさるよう。ラップとコミック、ともかくこれで意味をなした。MF GRIMMはきっとこの意見に賛成してくれるよ。

いくつかのオーガナイズとたくさんの人々の献身によって、この本は今ついに完成した、驚くべき作品は世界中の素晴らしい人々によってのみ作られるんだ。ともかく僕がこのプロジェクトについて考えた時、バビロンのアイデアが浮かんだんだ。古い神話では、近い言語の人々が集まり空への塔を作ったと言われてる、神に会う事をもくろんでね。でも神はその果てしない慈愛でその塔を破壊し言語を生み出した、2度とそのドアをノックすることができない様に(特に僕らみたいなうるさい人間を)、それ以降言語は人々を分断し神との接触を妨げる様になった。

Seven Days Six Nights はScott Da Ros、志人、Jacques Bruna、James Kirkpatrick、Migwel、戸田真樹、池田智、Paule T.B、Martin Dariche、Jeik DionとJean-Michel Barthiaumeとそのイメージや音、テキスト、イラストと字幕、泡とループ、トラック、ビート、擬音、コンマ、ライムと走り書き、カナダ人、アメリカ人、日本人とフランス人達の素晴らしい才能によって生み出された。彼らはいまだ天国へ手が届いている。

Jean-Michel Berthiaume
Heliodrome and Sibitt show, July 17 2011

 

Jean-Michel Berthiaumeはショウの最中に物を書く。また、演技や演出、ペイント、ラジオの司会や勉強、そして娘を育てる事に奮闘している。もし彼に会う事があれば、是非、あなたがどう感じたか伝えて欲しい。